2017/7/21(金) – 26(水)
12:00-20:00
最終日のみ18:00
7/21(金) 18:00- オープニングレセプション
作家を囲んでのパーティです。お気軽にご参加ください。
耳を澄ませて
木の間を洩れさす月の光り。
水面(みなも)を透り、深く深く水底に。
静かに差す、深く差す月の光り。
水底の澱を浮かび上がらせていく。
ささやきが、ざわめきが、沈め込んでいたものが。
静かに浮かび上がってくる。
その声に、耳を澄ませてみて。
どんな声が聞こえてくる?
静かに耳を澄ませてみて。
2017 Akiko Komai
スピリットアートの駒井明子さんの展示です。
CGアートがすっかり普及した今ですが、駒井明子さんの作品は、コンピュータージェネレイトされたものではなく、Adobe Illustratorで描かれたものです。
しかしながら、制作過程を聞いていると、かなりアナログな手法です。
形を描き続けたり、一本一本線と点を繋いだり。
決して技術が最先端というわけでもありません。
彼女がこの手法で、描き始めて、17年が経とうとしています。
作家自身はただ描き始めたと言います。
その頃に、Unicaの前身、Star Poets galleryの今村仁美が、彼女のアートを、アートとして展示し続けること、アートとシンボルに、映し出される精神性について後押したのが、始まりです。
デジタル絵画は、消費し続けられています。
駒井明子さんは、そのことを知ってか知らずとも、
自分に与えられたツールで、内側のスピリットを描き続けています。
彼女の内側の目が見えている世界、内側で語られているストーリー表現する
ための、画材がたまたまデジタルであったと。
ただただ、その世界を表現せずにはいられないという、無垢さがあります。
今まで、アイコンを得意としてきた駒井さんも、近年では、情景や、物語のような風景に対象が移ってきました。
神や古くから伝わるシンボルとしてのアイコンは、あまりにも強烈なメッセージを、わたし達に送り込んできます。
ある種の陶酔的な魅力と共に。
そのミディウムとして、彼女は役割を果たすかのように、あらゆるアイコンを描きました。
ある種の定義的になりがちな「祈り」という概念が、ビジュアル表現であることによって、とてもピュアに、定義を超えてエッセンスを、はるか遠くから伝えているようにも感じました。
そして、近年の彼女の作品は、あなたのストーリーを引き出すような情景へと変化してきました。
強烈なメッセージを浴びた後の静寂期かのように。
わたし達のスピリットが、もうすでに「ここにある」ことに、気づいたからこそ
アイコンに投影することから人類の「祈り」の叡智と歴史を受け取り、やっと今、それぞれのストーリーが語られ始めたのだとも、わたしは思います。
これからはわたし達個人がストーリーを語る時代になってきているのかもしれません。
あなたのストーリーを、駒井明子さんの作品に見つけて、いただけたら幸いです。
あなたのストーリーが踊り出す、スペースがここにはあります。
皆様のご来場を心から、お待ちしてしております。
Unica Creative Space 眞田友恵
駒井明子 Profile
1954年生まれ、神奈川県葉山町在住。
子育てを通して出会った仲聞たちと長年に渡りシュタイナー教育や瞑想、クリスタル、タロット他のスピリチュアルな探求をする。
2000年の冬、それまで一度も触れた事のなかったバソコンを自宅に購入。同時にパソコンソフト「Illustrator」に出会う。
これが運命のギフトとなり、朝から晩まで絵を描く事に没頭するようになる。
鎌倉・茅ヶ崎・京都・長野・新潟・表参道などで、個展・グループ展に参加。
Star Poets Galleryでの個展は6回目。
ライトワークスのミスト・スプレーやエッセンスボトルのラベルアートに採用。
「ソウルメイト・オラクルカード」のアート&デザインを担当。
ヘリオコンパス2010のカバーデザイン。
ライフワークの「インプレッサ」・「スピリットコレクション」を続ける傍ら、カードリーディングも好評。
『神代の言の葉カード』(株式会社ヴィジョナリーカンパニー)
駒井 明子:絵 川合 絵津子:著 三橋 健:監修
価格8,000円(税込8,400円)
2L版カード・ガイドブック付き・カードを飾っておくための専用フォトスタンド付き
http://starpoetscollect.com/?pid=46955351
『もしもあなたの小さなさとりが地球をすくうなら』 (5次元文庫)
ジェームズ・アレン/著 快東みちこ/訳 駒井明子/絵
徳間書店
Akiko Komai Information
Web : http://www.mizuhoshi.com/
E-mail : moondrops.htm@jcom.home.ne.jp
Past Exhibition@Star Pets Gallery 東京